東京都最低賃金(地域別最低賃金)の改正については、本年7月5日、東京労働局長から東京地方最低賃金審議会に対し、諮問を行いました。同審議会は、8月5日、現行の最低賃金額1,041円を31円引上げ(引上げ率2.98%)て、1,072円に改正することが適当である旨の答申を行いました。
これを受けて、東京労働局長は、答申内容の公示等所要の手続を経て、東京都最低賃金を時間額1,072円とする決定を行い、本日(9月1日)、官報公示を行いました。効力発生日は、令和4年10月1日となります。
東京労働局では、引き続き、改正された最低賃金額を始めとする最低賃金制度の周知を行うとともに、中小企業・小規模事業者に対する支援施策を推進していきます。
なお、全国につきましては、8月23日に答申されました厚生労働省のニュースリリースをご覧ください。
厚生労働省 全ての都道府県で地域別最低賃金の答申がなされました
令和4年度 地方最低賃金審議会の答申のポイント
・47都道府県で、30円~33円の引上げ(引上げ額が30円は11県、31円は20都道府県、32円は11県、33円は5県)
・改定額の全国加重平均額は961円(昨年度930円)
・全国加重平均額31円の引上げは、昭和53年度に目安制度が始まって以降で最高額
・最高額(1,072円)に対する最低額(853円)の比率は、79.6%(昨年度は78.8%。なお、この比率は8年連続の改善)