21世紀職業財団が、ワーク・ライフ・バランス(WLB)企業診断・認証事業を創設しました。
企業にワーク・ライフ・バランス(WLB)についての自己診断と自主的取り組みを奨励するためのWLB企業診断指標と認証基準を開発し、12月から認証申請を受け付けるとしています。
自社のWLBの進捗レベルや課題を把握するために、WLB企業診断指標をダウンロードして自己診断も可能です。
人口減少へと転じた我が国が今後も持続的に発展し、社会の活力を維持するためには、生産性の向上が不可欠であり、イノベーションに取り組み、競争上の優位性を築いていかなければなりません。その原動力は人材の力であり、社員一人ひとりが働きがいと生きがいを感ずることができるよう、その能力の十分な発揮のための環境整備がこれまで以上に重要な経営戦略となっています。
そのキーワードが「ワーク・ライフ・バランス(WLB)」です。WLBは、仕事と仕事以外の生活がバランスのとれたものとなるような働き方を意味し、その実現は働く人々の職業人生を豊かにする重要なファクターです。従来の業務の進め方や働き方を見直すことは、仕事と家庭生活の両立のためにも必要です。
企業にWLBの実現を促すには、どういう取組をどの程度実施すればいいか、その道標を示すことが必要です。加えて、WLB実践企業を社会的に評価することにより、社会全体のWLBについての理解を深めることも重要です。
当財団では、企業にワーク・ライフ・バランス(WLB)についての自己診断と自主的取組を奨励するためのWLB企業診断指標と認証基準を開発しました。企業はこれらを活用して自社のWLB度を自己診断できます。さらに、希望する企業については、当財団に設けるWLB審査認証委員会が認証基準に基づき審査を行い、その結果「社員を大切にするエクセレント・カンパニー」として認証された場合には、WLB認証マークを使用することができます。